子育てサークルスマイルクラブ

大人って、子どもから見ると。。。

矛盾だらけに感じるのでしょう。

先日の会議で、メンバーのFさんがちらっとこうおっしゃいました。

子どもに言われた一言が胸にズキッきました。と・・・

「僕は8年間ずっと思っていたけど、お母さんは矛盾だらけだ！！」


そういわれて、「そうね、そうかもしれんね、ごめんね、これからも。」

と応えられたそうです。

Fさんの答えに私は拍手してしまいました。率直だったから（＾＾）

それと、お子さんもスゴイです、思ったことを表現できているので（＾＾）

Fさんとお子さんの間の信頼関係を感じました




そうですね、そうですね、矛盾。。。本音と建て前。。。。

親としての世間体、わが子に期待する気持ち、その一方で理解してあげたい気持ち。

親である自分自身の中にだって、

グルングルン～～いろんな思いが渦巻きます


真っ直ぐで、言葉の通りに意味を解釈してしまう子どもにとっては、

しかも、一度受け取った解釈をなかなか変えられない子供にとっては、

「え？」この前と違う事言ってる・・・

「は？」どちらが正しいの？・・・

「げ！」何を信じればいいの・・・


と、混乱してしまう、それがとっても強いストレスに感じてしまうことも多いと思います。

一言で説明できないむずかしい概念・・・

言葉ではそう言っておきながら、腹では違うことを思っていることが、、、

気持ち悪い～～のでしょう。

（実はこれは自己不一致状態といってとても不安のある心の状態なんです）




では、

コミュニケーションという側面で考えてみると


日本文化は同質性の高い文化であるため、互いにわかりあえるという前提のもとに

コミュニケーションを図ることが多いとされています。

簡単で曖昧なメッセージでも意味が通じる。

日本人のコミュニケーションは多くの情報が、

コンテキスト（空間的・時間的・社会的要素、場面・文脈・状況といった意味合い）に組みこまれているため

簡単で、曖昧なメッセージでも意味が通じることが多いです。

いわゆる高コンテキスト・コミュニケーションです。


一方

同質性の低い文化（アメリカなど、移民の多い国）は、

互いに分かり合えることが困難だという前提のもとにコミュニケーションを行います。

この場合、すべての情報を組み込んだ、詳細で明確なメッセージだけが意味を伝える、

低コンテキスト・コミュニケーションとなります。

言いたいことを、明確に表現することが権利であると同時に義務でもあり、

曖昧な表現はコミュニケーション能力の欠如だとみなされます。




自閉症は文化だと、ショップラー先生がおっしゃったように、

もしかしたら、特性はなくとも、、、発達途中である、子どもと大人の関係も、異文化だといえるかもしれません。。。



そういった、目に見えないコンテキストが苦手な方達には、

詳細で明確な説明、ある程度予測まで立てた説明が必要になるということは、

とても大切なことであると考えることができます。



では、本音と建前をどう説明するのか。。。

処世術として、知っていた方がいいとはわかるけれど、、、

と思いますよね。



と、いいところなのですが、長くなりそうなので・・・

私もそろそろ、仕事に戻りたいという、

自己不一致状態になりそうなので、続きはまた次回