障害者差別解消法

2015年03月25日

皆様こんばんはコーヒー
サクラ桜が開花して春爛漫~進級、入学、就職の季節。
心も新たにサクラなる時期ですね。


今回のタイトルちょっと聞きなれない言葉ですが、自身の健忘録兼ねて、りんご東京の研修で学んできたことを少し記します。

「障害者差別解消法」とは??

・2016年4月から施行されます
・差別をしてはいけないということを、法に則って明記しています。
・合理的な配慮をしなくてはいけない。ということも明記されています
・合理的な配慮をしないのも差別(法律違反)になります
・紛争が起きた場合の機関を置くということも、明記しています。

※追記:行政機関、地方公共団体は義務。民間団体は努力義務となっています。


そして・・・
サクラ最近特に聞かれるようになってきた合理的配慮ってなんでしょう!?!?

私たちがいちばん関心を寄せている、発達障がいの子どもの教育についてみると。

1.障害者の権利に関する条約における「合理的配慮」
(!)障害者の権利に関する条約「第二十四条 教育」
においては、教育についての障害者の権利を認め、この権利を差別なしに、かつ、機会の均等を基礎として実現するため
障害者を包容する教育制度(inclusive education system) 等を確保することとし、その権利の実現に当たり確保するものの一つとして、「個人に必要とされる合理的配慮が提供されること。」を位置づけている。


また、合理的配慮についてもわかりやすく明記しています
クローバー「合理的配慮」の提供として考えられる事項
(1)障害のある児童生徒等に対する教育を小・中学校等で行う場合には、「合理的配慮」として以下の事が考えられる。
(ア)教員、支援員等の確保
(イ)施設・設備の整備
(ウ)個別の支援計画や個別の指導計画に対応した柔軟な教育課程の編成や教材等の配慮

また、合理的配慮の中で忘れてならないのは、均衡を失したまたは過度の負担を課さないものという定義もなされていますウサギ
クローバー汎用性がある事
クローバー使いやすいこと
クローバー安価であること
クローバーアクセスしやすいこと
が大切ですウサギ


ハートそれから、大事なことは、特別支援教室在籍の子どもだけでなく、通常学級に在籍する支援を必要とする子どもにも、同じように合理的配慮は必要ですハート


これらのことを法律で定める方向に動いたということは、やはり少なからず、背景には、
一向に減らない不登校児童の存在、障がい理解、適切な支援が得られないことで二次障害を起こしてしまう事例、が多いことがあると思います。
少子化時代の、国の宝である子ども達が、不登校や二次障害を引き起こしてしまう状況というのは、一人の子ども、一家庭の不幸ではなくて社会全体にとってとても大きな損失だと強く思います。
ハート障がいを持つ子供にとって、配慮することが当たり前の社会となること、本当にありがたいことです。
法が無くても実現できることがいいのかもしれないですけどね・・・(^^)りんごハート




合理的な配慮について、子どもの通う学校としっかり話し合い、意思疎通を図るためにも、進級、進学のこの時期にしっかりと、保護者と担任の先生が話し合うことは大事なことだと思います。
日本の年度単位の担任制、学校組織の中では、個別の支援計画は、年度開始してから早い時期に、先生と保護者が確認した方がメリットが大きいです。
(支援計画の立案、実施には保護者の同意が必要です。)
保護者も、計画案を早い段階で見せていただけて、先生とお話しできることが、子育てを安心してできることに繋がるでしょう。
親の心が安定する事って、とても、とても、大切ですハート

スマイル支援の流れとしては
子どもの状態、成長具合を共通理解、支援を親と学校が双方で話し合い確認
短期・長期目標の設定、確認 → 年間を通じて実施 → 期限を決めての振り返り(アセスメント) → 必要であれば改善・修正 本 → そして年度末に次年度に向けての話し合いなり引継ぎなり、
そしてリレーは続いていく・・・クローバー


私の子供が、小学生のころは、「理解」に骨を折り、「理解」無い方の言動が親の心を大きく揺さぶって(無知は差別を生むってのはまさにこのことと思った出来事もありますガーン
そうなるともちろん。親の精神状態も最悪でしたウトウト
でも今は、「理解」が当たり前になりつつあり、「支援」が法律で義務になろうとしています。
とても、とても、ゆっくりではありますが大きな変化を感じていますハート
教職を生業とするプロの先生方にとっても、この変化は、大きなものだと思います。



親の会、支援機関、とつながっている親は多く情報を持っていることもあります。
そして、我が子の特性や行動、認知に関してわかっているのは親ですし、専門機関で受けた検査内容の把握や、専門的なペアトレ(ペアレントトレーニング)を受けてらっしゃる方も多いです(^^)
子ども一人一人の千差万別な支援、有効な支援のヒントになるのであれば、どの親も快く協力するでしょう。
とらえ違いや、考え方の違いもあるでしょう、だからこそのコミュニケーションですサクラ

大人たちの立場を超えて
育つ環境、学ぶ環境を、良くしていけたら(^^)と思います。



キラキラ上記法律関係のリソースは、内閣府ホームページ「障害を理由とする差別の解消の推進」ページです、より詳しい内容を知りたい方はそちらへキラキラ






Posted by Ikuyo at 01:40 | Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
 

削除
障害者差別解消法
    コメント(0)