共生社会を目指した学校・地域づくり フォーラムIN日南♪
2011年12月06日
12月4日(日)日南市保健福祉総合センター にておこなわれたフォーラムに行ってきました。(Hさん
ありがとうございました
)
基調講演は 「多様な子どもの育ちと支援のあり方」と題して
臨床心理士の鮫島奈緒美先生のお話でした。
とても、優しい語り口の先生のお話はじんわりと心が温かくなります。
しっかりとデータも示されるので、納得。とても勉強になりました。
私なりの解釈で講義内容をかいつまんで説明すると・・・
小学校に入学するにあたってはIQ70~130が普通小学校の入学対象になるが年齢に換算すると
4才2カ月~9才1ヵ月という大幅な開きがある、授業についてこれない子どもが出るのは必然なので、その子の持っているものに合わせた手だては必要である。
発達障害が疑われる場合は、もちろん保護者の同意を得た上で検査をして能力の凸凹を知ることが有効な指導のとっかかりとなる。
学生のうちは社会生活の仮免ドライバー
①動き回る、せわしい(ADHD優勢型・・・年齢とともに落ち着く場合多い)
②考えなしに行動する・喋りすぎる(ADHD優勢型・・・年齢とともに落ち着く場合多い)
③気がそれる、うっかりミス、忘れ物多い、根気無い・・・不注意優勢型(一生モノ
実は私も
)
能力の凸凹
発達障害で能力の凸凹がある場合、ついつい足らないところを補いたくなるが、むしろ「ピークスキル」突出した能力にも力を注いであげるとよい。
小学校や中学校で幅広い子供たちの中では目立ちにくかったLDが、進学校へ行くと、能力が一定レベルの子供の集団となるため、苦手が目立ちやすくなり、自信を失ってしまう場合がある。学びの集団を選んでいく必要がある。
PDD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ子ども達の特性として
①人付き合いが苦手
②情報交換が苦手、思いをうまく伝えられない
自分の中の概念やイメージで解釈してしまいがちで、他者からの情報を読み違えてしまう
言葉で得た情報を絵でイメージしてしまうため、否定形の指示は避け、肯定形で伝えると良い
例)×「廊下を走ってはいけない」→ 廊下を走っているシーンが浮かんでしまう
〇「廊下は歩きます」→廊下を歩くシーンがスムーズに出てくる
③融通が利かない、こだわる
PDDの中でも、広義の発達障害である広汎性発達障害は、1歳半・3歳児検診では見つけにくく
小学校に入ってから、何かおかしいと気が付くことが多い。
乳幼児健診→幼稚園・保育園→小学校→中学校→高校→高等教育または社会(就業)へと
市町村地域コミュニティ全体でケアしていく考え方、バトンリレー・バトンゾーンの設定・バトンをつなぐという使命感が大事であり、丁寧にバトンをつないでいくという考え方が大事。
こどものうつの調査で
小学校~12人に1人
中学校~4人に1人 という驚くべきデータがある。
2011.7月 厚生労働省では4大疾患であったがん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めた。
精神疾患は4大疾患をはるかに上回っており、重点対策が必要だと強調している。
発達障害を持つ方の引きこもり、PTSD、うつ病にかかるリスクが高いことを考慮すると、教育の現場での対応・支援が重要であると考えられる。
PTSDのリスクとして
自然災害を経験した方の中の10~20%
人的被害 虐待・性被害を経験した方の中の50%が発症する
人が加害者になる場合の方がリスクが高い
自閉症スペクトラムの子供たちの場合認知特性からトラウマの積み重ねが多い、細やかな支援が大切であり、そのことが二次障害の予防、大人になった時の精神障害の予防につながる。
鮫島先生
宮崎の先生でありがとうございます。
と心から思いました。
息子が診断を受けた時は、先生方の存在とスタッフ皆さんの優しいオーラ(私は施設全体から感じたんですよね・・・) 本当に支えられました。
これからも、元気でご活躍ください!!!!
基調講演の後は日南くろしお支援学校高等部の方の素晴らしい歌
・卒業生の方のエイサー
も素敵でした。
そのあとにパネルディスカッションが行われました。
また、次回


基調講演は 「多様な子どもの育ちと支援のあり方」と題して
臨床心理士の鮫島奈緒美先生のお話でした。
とても、優しい語り口の先生のお話はじんわりと心が温かくなります。
しっかりとデータも示されるので、納得。とても勉強になりました。
私なりの解釈で講義内容をかいつまんで説明すると・・・
小学校に入学するにあたってはIQ70~130が普通小学校の入学対象になるが年齢に換算すると
4才2カ月~9才1ヵ月という大幅な開きがある、授業についてこれない子どもが出るのは必然なので、その子の持っているものに合わせた手だては必要である。
発達障害が疑われる場合は、もちろん保護者の同意を得た上で検査をして能力の凸凹を知ることが有効な指導のとっかかりとなる。
学生のうちは社会生活の仮免ドライバー

①動き回る、せわしい(ADHD優勢型・・・年齢とともに落ち着く場合多い)
②考えなしに行動する・喋りすぎる(ADHD優勢型・・・年齢とともに落ち着く場合多い)
③気がそれる、うっかりミス、忘れ物多い、根気無い・・・不注意優勢型(一生モノ



能力の凸凹
発達障害で能力の凸凹がある場合、ついつい足らないところを補いたくなるが、むしろ「ピークスキル」突出した能力にも力を注いであげるとよい。
小学校や中学校で幅広い子供たちの中では目立ちにくかったLDが、進学校へ行くと、能力が一定レベルの子供の集団となるため、苦手が目立ちやすくなり、自信を失ってしまう場合がある。学びの集団を選んでいく必要がある。
PDD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ子ども達の特性として
①人付き合いが苦手
②情報交換が苦手、思いをうまく伝えられない
自分の中の概念やイメージで解釈してしまいがちで、他者からの情報を読み違えてしまう
言葉で得た情報を絵でイメージしてしまうため、否定形の指示は避け、肯定形で伝えると良い
例)×「廊下を走ってはいけない」→ 廊下を走っているシーンが浮かんでしまう
〇「廊下は歩きます」→廊下を歩くシーンがスムーズに出てくる
③融通が利かない、こだわる
PDDの中でも、広義の発達障害である広汎性発達障害は、1歳半・3歳児検診では見つけにくく
小学校に入ってから、何かおかしいと気が付くことが多い。
乳幼児健診→幼稚園・保育園→小学校→中学校→高校→高等教育または社会(就業)へと
市町村地域コミュニティ全体でケアしていく考え方、バトンリレー・バトンゾーンの設定・バトンをつなぐという使命感が大事であり、丁寧にバトンをつないでいくという考え方が大事。
こどものうつの調査で
小学校~12人に1人
中学校~4人に1人 という驚くべきデータがある。
2011.7月 厚生労働省では4大疾患であったがん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めた。
精神疾患は4大疾患をはるかに上回っており、重点対策が必要だと強調している。
発達障害を持つ方の引きこもり、PTSD、うつ病にかかるリスクが高いことを考慮すると、教育の現場での対応・支援が重要であると考えられる。
PTSDのリスクとして
自然災害を経験した方の中の10~20%
人的被害 虐待・性被害を経験した方の中の50%が発症する
人が加害者になる場合の方がリスクが高い
自閉症スペクトラムの子供たちの場合認知特性からトラウマの積み重ねが多い、細やかな支援が大切であり、そのことが二次障害の予防、大人になった時の精神障害の予防につながる。
鮫島先生

と心から思いました。
息子が診断を受けた時は、先生方の存在とスタッフ皆さんの優しいオーラ(私は施設全体から感じたんですよね・・・) 本当に支えられました。
これからも、元気でご活躍ください!!!!
基調講演の後は日南くろしお支援学校高等部の方の素晴らしい歌


そのあとにパネルディスカッションが行われました。
また、次回

10月3日 素敵なシンポジウムに参加しました
多様な子育て支援について知ろう!情報フェスタ! 10月27日です(^^)/
東京大学 DO-IT Japan 新規募集説明会(Zoom参加可)募集がはじまりました
不登校だって大丈夫!多様な学びをみんなで考える 講演会&シンポジウム
アジア太平洋ディスレクシアフェスティバル&シンポジウム2016
沢山のお申し込み・お問い合わせありがとうございます
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沢山のお申し込み・お問い合わせありがとうございます
Posted by Ikuyo at 01:10 | Comments(0)
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